第1回学会を終えて

第1回日本線維筋痛症学会を終えて

第1回日本線維筋痛症学会
学会長 行岡 正雄
(医療法人行岡医学研究会 行岡病院 院長)

謹啓 晩秋の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、昨年度までの「線維筋痛症研究会」が今年度より「日本線維筋痛症学会」となり、先日10月11日(日)、12日(祝)に「第1回日本線維筋痛症学会」を開催させていただきました。連休中であったにも関わらず、416名の方々にご参加を頂き、無事に閉会させて頂くことが出来ました。何分不慣れでございましたので、至らぬ点が多々あったかと存じますが、学会の運営諸事につきましては理事長の西岡久寿樹先生、理事の先生方を始め、ご講演を頂きました先生方や当日ご参加頂きました先生方など、多くの方々の御支援・御協力を賜り、過密スケジュールの2日間をなんとか無事に終えることが出来ました。心より厚く御礼申し上げます。誠に有難うございました

 また、特別講演(ランチョンセミナー)では兵庫医科大学解剖学講座教授の野口光一先生、大阪大学医学系研究科疼痛医学寄附講座教授の柴田政彦先生、東邦大学医学部統合心理学教授の有田秀穂先生、行岡病院名誉院長の七川歓次先生、筑波大学大学院人間総合科学研究科教授の征矢英昭先生、医療法人松徳会松谷病院理事長の松谷之義先生にご講演いただきました。先生方のご講演は学会終了後、多くの方々より「大変勉強になった」とお言葉をいただきました。私自身も大変興味深い内容ばかりで、大いに勉強させていただきました。さらにニプロ㈱協賛のシンポジウムでは「痛みを科学する―Pain Visionの応用」という演題で、5人の先生方にご発表いただきました。先生方のディスカッションも熱気に溢れ、この素晴らしいシンポジウムを企画してくださいました、聖マリアンナ医科大学・岡先生に紙面をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。

 来年は東京にて日本大学医学部心療内科・村上正人先生の下、第2回学会が開催されます。どうぞ宜しくお願い致します。

 末筆ではございますが、皆様方のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

敬具

日本線維筋痛症学会
理事長
西岡久寿樹